2025/12/16 10:30



『生地をえらぶ’』
それは「日々」の服が形になる、たくさんの工程の一番最初の作業です。

生地には見た目のデザインやカラー・トレンドというものがあるけれど
実は、私、小森はそういった情報に1ミリも関心がなくて。

なじみの機屋さんやテキスタイルデザイナーさんたちが「これいいよ~」と
話してくれるストーリーや素敵ポイントに、はっとした瞬間スイッチが入るのです。

そのスイッチが、どんな風に作動するのかというと…

例えば数年前に
軽くて薄手の布を手に取った時のこと…

シックな光沢から絹かと思っていたら「木綿とウールの織物だよ~」と教わってびっくり!!よく作ったなーと感心して見入ってしまいました。

その木綿のしっとり感とウールのカリッとしたドライ感。はじめて知る肌触りの新鮮さに驚き、

2つの素材、綿とウールのいいところが手をつないでできた、ふっくらとした絶妙なコシがたまらなく愛おしく感じたのを覚えています。

美しい布にも魅かれて手に取りますが
より深く私が魅かれるのは見た目だけじゃなく

1段深いところの心地よさと、シルエットの決め手にもなる「風合い」のおもしろさ♪

20代の修業時代にプレタポルテと呼ばれる高価格の仕立て工場で、上質な布が美しい洋服になってゆくのを毎日見ていたし
「日々」の服を作るようになってからも、1枚の生地が立体的な服に仕立てあがるのはおもしろいものです。

そして皆さまに「気持ちいい~!」と共感していただいて、選んだ布が活き活きとして見える瞬間がさらに嬉しいゴールです。

ひきつづき、わくわくしながら選んだ布を楽しんでいただきたいなぁと思っています(^⁠_⁠^—⁠☆

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